いろんなサイトでお笑いライブのレポを読むのが趣味の僕なんですが、最近はあまりお笑いライブに行かないような人の書くレポの方を興味深く読むようになってきました。ビギナーの方の方が素直な文章を書けるというか。
さてid:hurricanemixerさんのとこでバカ爆走ライブのレポが書かれています(http://d.hatena.ne.jp/hurricanemixer/20040721#1090371974)。興味深かったのは田上よしえに対する感想。いわゆる「あるあるネタ」はアリなのかということですが。
あるあるネタは笑えるが、しかしどこかお笑いとして(あるいは芸として)認めたくない」という感情は理解できるんですが、その理由はおそらく「俺にもできそう」感を覚えるからだと思うのです。あるあるネタはその一つ一つがブツ切りで進むことがほとんどなので、その一つぐらいなら誰にでも作れるんじゃないか、と思える「お手軽さ」が芸としてワンランク下に見える原因なのではないでしょうか。いつここの「悲しいときー」を一つ作れって言われたらできそうでしょ?
あるあるネタ芸人にもう一つ共通するのは「一昔前の芸能人の名前を出す」というのがありますね。共通の知識を持っていることが笑いになるという。これもシステムが誰にでも分かるため、下手すりゃ数名のあるあるネタ芸人で食い尽くした感があるのではないでしょうか。星野卓也なんか「気になる気になる」っていうネタでただ一昔前の芸能人の名前を数十人羅列するだけで終わったりしてたし。「こういうの言えばいいんでしょ?笑うんでしょ?」とでも思ってるんだろうか。