萌えとメガネと男と女

昨日のエントリにid:sahyaさんが反応してくださってます*1ので僕ももうちょっと書きます。
そもそもなんであんなに拗ねて見せたのかというと、「モテ」に対して被害妄想を持つ人間としては、メガネ男子愛好会書籍化→メガネ男子に萌える女子の存在が明らかに→メガネさえかければモテになれると思う男急増→それを攻撃する女子も比例して増加→以前からメガネ着用していた男子(含む俺)もまとめて「モテ目的メガネ着用男子」と見なされる→布団の中で泣く、のコンボが成立するのを危惧してのことなのでした。
id:sahyaのエントリに「モテ目的伊達メガネ装着勘違い男子」が書かれてましたが、そんなこといったら僕だってコンタクトくらい持ってるし、持ってるのに「あえてメガネ」なんだろ?お前それ「モテ目的メガネ」なんだろ?といつの日か攻撃されそうで怖いのです。はい被害妄想です。みんなが僕の事を陥れようとしてるのです。
いまちょっといい例が思いつかないんですけど、「以前から自分はこれを気に入ってしていたのだけど、雑誌なんかに取り上げられてブームになってからはみんながやるようになったのでもうやめざるをえなくなった」みたいなファッション関係の事柄がよくあるじゃないですか。それがいつの日にかメガネという完全実用的なものにまで・・・と。じゃあもういっそのことダッセえメガネをあえてしてやろうかと。んで「しょうがないじゃん目が悪いんだから」と言い張ってやろうかと。「メガネってもんは視力を補強するためにあるんだからいいじゃんなんでも」と言い張ってやろうかと。なんでこんなに拗ねてるのか自分でもわからないんですけど。
男子に生まれた以上、どうしてもモテの事を心のどこかで意識しながら生きざるを得ないわけで、そしてその「モテ」というやつには「モテを意識するやつはカッコ悪い」→「モテを意識するとモテなくなる」というパラドックスがつきまとうわけで。男としては「いかにモテたいそぶりを見せずにモテるか」は重要な問題なんです。「いや別に女なんか興味ないっスよ自分」て言ってる奴だって本当はモテたくてお百度参りしてるんです。そうに違いありません。
でもやっぱりどこかで「モテたがってる自分がバレてしまう瞬間」があるわけで。それは例えば単純に女の子がいる場所に行くとか女の子を口説くとかいう「能動的行動」を起こすときですけど、それは「モテたい」という目的遂行のためには仕方ないわけで。つまりその「モテようとする」「モテようとしてるそぶりを隠す」のいい具合のバランス(以下モテバランス)を取った者こそが本当のモテになれるわけですよ。いいですか。
で、その「メガネ男子に萌える女子の存在」が明るみになってしまうと、実は視力強請をスケープゴートにしていた*2メガネ着用という行動のモテバランスが狂ってきてしまうわけです。いままでだったら「あの人のメガネ姿、良くない?」と給湯室で話題持ちきりだった男子も今度からは「あの人オシャレメガネしてるよね。必死だよね。」に変わってしまう恐れがあるわけです。由々しき問題ですよこれは。
つまり僕が何が言いたいかって言うと*3、僕は女の子にモテたいということです。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sahya/20050622/p2

*2:視力強請のためだったらコンタクトでもいいし。ダサいメガネでもいいはずだから。

*3:茨木訛りで