キングオブコント、決勝の審査は自己申告らしい

決勝進出8組が発表されました。

バッファロー吾郎
TKO
ロバート
バナナマン
天竺鼠(てんじくねずみ)
チョコレートプラネット
ザ・ギース
2700(にせんななひゃく)

http://www.king-of-conte.com/

人力勢全滅かあ。優勝はバナナマン東京03キングオブコメディかと予想してたのになあ。
準決勝を見に行けなかった人間が審査にあれこれ言う資格はないのだけど、しかしネット上での噂を拾うと「東京準決勝で一番受けていたのはキングオブコメディ」という声をよく目にする。いや、だからってどうということはないのだけど。
不安なのは決勝の審査基準。

勝戦は、ファイナリスト8組をAグループとBグループの4組ずつの2グループに分けネタを行い、決勝進出を逃したセミファイナリスト達が持ち点をグループの各コンビに与え、各グループ1位を選出。
選出された各グループ1位は、またネタを披露し、終了後に自分たちを含めてたどちらかの名前をあげる、同点ならば、他のファイナリスト6組達があげたコンビが優勝となります。
さらに同点の場合、セミファイナリスト達の投票数で決めるというルールになっています。

これどうなんだろうか。
セミファイナリストが入れる点数は果たして公平なものが期待できるだろうか。同じ事務所に所属するコンビへ有利な点数を付けることが許されるなら、セミファイナリスト達に事務所の人間から「お達し」が回るかも知れない。となれば実質、準決勝に何組送り込めるかの勝負になりはしないだろうか。
そして最終決戦の「自己申告制」って本当に意味が分からない。誰が一番面白いかを決める大会であって、どれだけ空気が読めるかとか図々しくなれるかとか今後の活動への計算ができるかを競う大会ではないはずだろう。そんなの観客が見たいと思うだろうか。
それより不安なのは司会者の問題。ダウンタウンの二人が果たして参加者に敬意を持って接するだろうかという心配があるのだ。
例えばM-1今田耕司は、基本的に披露されたネタの印象を口にしない。言えば審査に影響を与えるからだ。受けたコンビもスベったコンビも同じように扱うのだ。
しかしダウンタウンではどうだろう。スベったら「スベったなー」と言ってしまうんじゃないだろうか。出場者と審査員から見て誰も逆らえない立場の人間の感想が、果たして審査に影響を与えないと言えるだろうか。
M-1はスポーツ番組のようだとよく言われるけども、果たしてKOCはスポーツなのか、バラエティなのか。