カラオケでは氣志團を歌うそうです。

すっかりヒールになってしまった堀江ライブドア社長だけども、しかし戦略下手だよなあって思う。資本主義の中の自由競争の上では今回のような事はいくらでも起こりうる事なんだろうけども、それにしたって顔を出しすぎだ。一企業がラジオ局の株を大量に買ったという事実だけ報道されるのとは訳が違う。この事実に嫌悪感を抱いた人間は、同時に堀江社長という1人の人間に対しても抱くことになるからだ。人は顔のついているものに対しては感情を露にし易い。だからこそ、例えばNHKの一連の不祥事に対する視聴者の感情は「俺らの払った受信料の流れを明白にしろ」からいつしか「とにかく海老沢さえクビにすりゃまあ勘弁してやる」という空気に変わっていった。一方ここ最近の堀江社長は、それが自社の利益になるのか疑問であるにも関わらずバラエティ(例えばロンブーの番組とか)にもわざわざ「顔を出す」。結果、すっかり顔が知れた今ではみな彼の顔を思い浮かべながら「あいつが株買い占めやがった」と話せるようになってしまった。彼よりももっとエグいやり口で会社乗っ取りを計る者などいくらでもいるのだろうけど、その中でも今の堀江社長はどうにも「憎みやすい」。