宇宙麻雀を打ってきたよ。
毎週末に行われている千式麻雀&中国麻将の例会に昨日も参加してきたわけですが、先日書いた宇宙麻雀(http://d.hatena.ne.jp/hirotashi/20050720#p1)を面子が4人揃うまで遊びでやってみようということになったんです。ところがこれが予想以上に馬鹿馬鹿しくて面白くて、その後4人揃ってからも続行、結果この日はほとんど宇宙麻雀だけで終わるという不思議な会になってしまいました。
せっかくなので打ってみた感想なんぞを。
- 全体的にテンパイが早くなる。ペンチャンを払ったり字牌の整理などに巡目を消費されることがなくなるためである。食い仕掛けしなくてもすぐにテンパイするため、「門前でテンパイして両面待ちのリーチ」が打点・スピードともに効果的となる。
- 字牌や端牌にも「隣の牌」がくっつくため、カンチャン・タンキなどの愚形待ちはほとんどない。そのためスジの信頼度が上がる。ただしスジは、たとえば5が切られていても91があるため8は安全でない。2と5が切られて初めてスジとなる。
- 実際のところ字牌のチーはあまり起きないことがわかった。鳴いた時点で手役が狭まるため、上がりトップやドラが固まった状態などでの全帯幺・混一色狙いぐらいしか鳴くことはない。感覚としてはオタ風のポンに近い。
- 配牌で風牌が2枚あったらもうそれらが捨てられることはない。2面待ちで順子が完成するから。
- 普段忘れられがちな役である全帯幺がここでは大活躍。通常の麻雀では21種類の順子のうち6種類しか使えないが、宇宙麻雀では32種類中17種類(字牌の順子と老頭順子を含む)が使えるためである。
- 逆に字牌の重要度が大きく上がったため断幺九の価値が大きく下がる。
- 10ゲーム弱を打った中で「ずれた一通」の出現はゼロ。鳴き仕掛けする局面が少ないことと、門前で作ったならそもそもずれない事が原因と思われる。
- 対局中に通常の麻雀との差異を議論し合ううち、いつのまにか通常の麻雀のことを「地球の麻雀」と呼ぶようになった(笑)。「地球ではこんな打牌しないよねー」「もう地球に帰れないよ(=通常の麻雀に戻れないよ)」など。
- 字牌の順子を作る待ちに対する符計算の詳細を決定した。風牌の順子では、例えばはとの両面待ちであるが、はとのカンチャン待ちであるため2符を得る。三元牌の順子はどの形でも両面ともカンチャンとも扱える。
- 食い替えに関するルールを「両面ターツでチーした場合の捨て牌はその両面ターツを完成させるものではならない」と制定。つまりをでチーしてを切るのは食い替えであるが、をでチーしてを切るのは認められる。
以下宇宙麻雀ならではの多面待ちを紹介。
待ち。どれで上がってもタンキ。
待ち。どれで上がっても平和は成立しないが、全帯幺は成立する。
とのシャボのほか、--の3面待ちも存在する。後者では平和が成立。
待ち。
なら平和、ではさらに二盃口が成立するが、ではタンキかカンチャンとしか扱えないため平和にはならない。