内村プロデュースは奇跡の番組だった

http://news.goo.ne.jp/news/nikkan/geino/20050827/p-et-tp0-050827-0005.html
芸人に「おもしろいこと」をさせる場合、必要な条件が2つある。

  • おもしろいことができること
  • おもしろいことをやりたがること

前者の条件を満たす芸人は大体の場合「売れて」しまっているため次第にキツイ仕事をやりたがらなくなる。毎週毎週お題にボケで答させられる番組は普通ある程度の地位を持ってしまった芸人が避ける仕事だろう。ゴールデンに冠番組を持つほど売れてはおらず、かつその場でのアドリブでボケられる芸人が今どれだけ存在するのだろうか。
9月で終了する事が決定した「内村プロデュース」は、この条件を満たす芸人が集まった奇跡の番組であった。三村が、大竹が、ゴルゴが、それぞれのボケを魅せた。本来ツッコミの役目であったレッドも今やテロップで「レッドワールド」と称されるほどに独自の形に開花した。皆が皆、作家の書いた本ではない「自分のボケ」でお題に答える番組だった。それも一時間ずっとだ。そんな番組が今のテレビにあるか?見続けた5年半、世間でこの番組の評価が低いことにずっと憤っていた。
終了の原因は知らない。もう限界だったのかもしれない。ただ僕は1人の視聴者としてこの番組を愛していたんだ。