ダラ書き。

  • 最近職場変わりまして。そんなに忙しくもなくなりました。

その職場から道路一本挟んで遊園地があるんですけど、そのせいで絶叫マシンから悲鳴が聞こえるんです。仕事中ずっと。

おぎやはぎの単独公演は第2回以降を映像で見てたのでこの公演自体はスルーしてたんですが、後に東京ヌードのネタもやったと、しかもあの「パッション舞踏書き」をやったと聞いて歯軋りしたものです。だってあの小木さんの腰を生で見れるチャンスがもう一度訪れるなんて思わないじゃん!
唯一見ていない第1回公演からのネタが多めで満足でした。例の「鈴木半紙破り事件」も特典映像で見ることができたし。
僕はこの東京ヌードだけでなく君の席・光が丘サーカス・宇田川フリーコースターズ・genico・チョコレートハンターなんかの複数のコンビ+オークラ脚本によるユニット公演が好きなんです。というかオークラが好きなんですけど。

  • 「PAPER RUNNER」で群像劇を書く小林賢太郎に失望したせいでスルーしていた「LENS」をようやくDVDで見ました。なんかね、そんなに悪くないじゃん、っていう感想を持てるようになったのはもう小林賢太郎に期待しなくなったせいかしら。

僕がKKP公演を見て一番違和感を感じる「笑いを優先させるあまりキャラが崩れても気にしない点」は今回それほど気にならなかったです。出演陣が皆最後までキャラ設定を守っていたように見えたんですが、じゃあストーリーはどうかというとこれが・・・。推理モノにしてはあっさーいんじゃないかと・・・
最後に小林扮する探偵が「こんな話(小説にしても)誰が買う?」と言ってましたけど、いやいや観客はこの話にお金出して見に来てるんだからさ。なによそれ。

  • 最近見たDVDメモ。あと東京ダイナマイト「ダイナマニア!」見ました。広い舞台(新宿シアターアプル)使ったわりにずいぶんぬるぬるなコントだなあという印象でした。はい。

僕が東京ダイナマイトを初めてみたのは2年前のzepp笑ライブ(70組近くが次々とネタを見せていく日本最大級のライブ)だったんですが、そこでやってたネタがあまりに衝撃的でいっぺんでファンになったのでした。今でこそそんなに珍しくないのかもしれませんが、二郎ちゃんの「そんなにはツッコまないツッコミ」に当時やられたんですね僕は。
それ以降他の舞台・テレビで見てないんで記憶も曖昧なんですが、覚えてる限りでそのネタを文字起こししてみると以下のようなネタでした。

自宅。二郎は松田の弟という設定。
二郎が新聞を読んでいると松田が血だらけの顔で帰ってくる。
松田「ただいまー」
二郎「おう、どうしたんだよそれ。」
松田「なんでもねえよ。」
二郎「血出てんじゃんか。」
松田「なんでもねえって。」
二郎「病院行けよ。」
松田「ああ。」
新聞を読むのを再開する二郎。
松田「・・・ちょっとパチンコ行って来るわ。」
二郎「なんでだよ。」
松田「パチンコ行って、確変引いてくるわ。」
二郎「だからなんでだよ。命あってのもんだろうが。」

こんな感じ。兄の流血をさほど心配していない様子を読み取っていただけるでしょうか。
ところでこの間日比谷野音で開催された単独がテレビ朝日で放送されてたんですが、そこで3年前に同じく日比谷野音でやったライブの映像が少しだけ放送されてたんですね。同じく文字起こしするとこんな感じ。

二郎、舞台側を向いて立つ。
松田、舞台後方からスクーターに乗って登場、おもむろに二郎を轢く。
二郎「あ!おい!」
松田「はい?」
二郎「いまお前轢いただろ」
松田「轢いてないす。」
二郎「轢いただろ。」
松田「轢いてないす。」
二郎「・・・轢いてないならいいんだけどよ。」
また舞台側を向く二郎。松田、そこを後方から再びスクーターで当てに行く。
二郎「あーお前轢いたろ!」
松田「轢いてないす。」
二郎「いま完全に轢いたろーよ」
松田「轢いてないす。」
二郎「轢いたじゃん」
松田「轢いてないす。」
二郎「・・・轢いてないならいいんだけどよ。」

こんな感じ。
で、これを見て思い出したんです。ああ僕が惚れた東京ダイナマイトってこんなんだった!と。今が面白くなくなったとはいいませんけど、なんだか上手くこなれてしまったなあと思うんですね。このネタをやっていた昔のように、意味なんかなくただ空気だけで笑わせていたネタが好きだったんだと思い出したんです。実際この芸風だけで何年もやっていくのは苦しいでしょうけども。

  • もう先月の話ですけども、東京03の第3回単独ライブ「祝!」行って来ました。やー笑った。東京03の単独は第0回*1・1回と合わせて今回で3度目ですけども、その中でもベストだと思いました。客席も最初っから最後までどっかんどっかん来てましたしね。

で、なんでいまさらこの事を書こうと思ったかというと、こないだエンタ見てたら東京03がコントやってたんです。まあまあ面白かったんですけど、ほら、あの番組ってコント内の「間」はカットされるじゃないですか。誰かが発した台詞に対し相手が固まる、っていう間がとれないんですよね。それが東京03にとって不利じゃないかなあと思ったので。
東京03はやもすればハイテンションでガンガンやり合うトリオだと思われがちですけど、僕は「静と動」を見事に使い分けているなあと思ってるんですね。正確に測ったことはないですけど、彼らのコント内の笑いが起こる場面での台詞と台詞の間ってゼロ秒か5秒以上かの二通りしかないんじゃないでしょうか。ツッコミを遅らせることで「今コイツがいかにおかしなことを言ったか」を明確にさせるというテクニックなんでしょう。その使い分けが素晴らしく上手いなあ、というのが僕の東京03に対する評価なもんで。ちょっと気になりました。

*1:アルファルファ名義ながらも今の3人体制で行われた、事実上東京03初の単独公演