喧しき十四麻雀の世界へようこそ
以前イカサマ師の映像を見たことがあった。どれも手先の器用さが必要なもので、相手の目を盗んでコソコソと行っているように見えたのだけど、一つだけなるほどと思えるものがあった。
あらかじめ1枚多く牌を持っておき、手の内の14枚が上がり形になったら不要な1枚を捨ててリーチ。下家が手牌14枚のうち同じ牌を出したらロンと言ってその牌を隠して倒す、というものだ。
例:
これらの牌と、更にでも上がれる。
なるほど。14枚持ってから上がって1枚隠す、というのは面白いかもしれない。でも隠すという行為はセコいので正々堂々と捨ててみたらどうか。でそれが上がり牌だったらやはりフリテンにするべきだろう。
というわけでこんなのはどうだろう。
十四麻雀(シースーマージャン)のルール:
- 手牌は14枚。ツモって15枚。配牌は2トンずつを3回得た後、東家は山から1トンおきに3枚ツモる(チョンチョンでなくチョンチョンチョン)。他家はそれぞれツモ牌を2枚取る(通常の第一ツモ牌にあたる牌も一緒に取る)。
- ツモ上がり・ロン上がりを問わず、上がり時には倒牌と同時に1枚を河に捨てる。この時の捨て牌は手の上がり牌であってはならない。
ルールはこれだけ。そして以下は面白テンパイ形だ。
例:
待ちは。
で上がったらを、で上がったらを捨てる。
例:
チー ポン
待ちは。
例:
ポン チー
待ちは。なら一通も。
例:
待ちは。
例:
待ちは。ならピンフも。
例:
待ちは。どれで上がっても三色が成立する。
例:
待ちは。
例:
待ちはマンズ全て。なら一通が、なら役牌が成立する。
例:
待ちは。ならピンフが成立するが、ツモならテンパネする。
さて、上がった際に捨てる牌だけども、これがもし他家の当たり牌であった場合にロンされてしまうというのはどうだろう。もちろんそのロン上がり者が捨てる牌に更に他家がロンする事も可能だ。
この場合、最後に上がった者だけ認めるか、あるいはもう全員の上がりを認めてしまおうか。