「インセプション」観た。(設定バレ含む)

http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/(注:音が出ます)
観たのは先行ロードショーにて。一般的には23日(金)からのようです。

ドSF。設定はやや難解だが飲み込んでしまえばわけない。あるいはそれらを気にせず、ただのサスペンスとして楽しんでもいいだろう。

SFは設定*1が命。以下はその設定を箇条書きに羅列しただけで、ストーリーには触れていない。つまりネタバレでなく設定バレ。

もともと観る気がなかった人は以下を読み、興味を持ったら劇場に足を運んで欲しい。もしこれから観る気があるなら読む必要はないが、「読まなきゃよかった」とはならないだろうと思う。いずれにせよ自己責任で。

  • 主人公であるコブは他人と夢を共有できる。「装置」に繋がれた数名は同時に眠りに落ち、そのうち誰か一人が見た夢の中の世界に「移動」する。
  • 夢の中で受けた傷の痛みは感じるが、死ぬと目が覚める。ただし「調合」が強力であるときは目が覚めず、「虚無」に落ちたまま戻って来れなくなる。
  • 「装置」によって眠っている人間を起こす方法を「キック」と呼ぶ。「キック」は寝ている体が乗る椅子を倒す・床を爆破して下の階に落とすなど、体に重力を感じさせること。
  • 夢の中で再び「装置」を使うことで「夢の中の夢」に落ちることができる。何回でも繰り返せるが、キックで起こす役が一人は必要になる。そのため1階層潜る度に仲間のうち一人を「上の階層」に残さなければならない。
  • 夢の中では心の動きが速い。そのため5分の眠りの間に夢の世界では1時間が経過する(ように感じる)。階層が下に行くほど速くなる。
  • 上の階層で自分の体が受ける重力は下の階層の世界そのものの重力に影響する。眠った体が乗る車がカーブにさしかかれば夢の世界の重力は傾く。車がひっくり返れば夢の中の体は天井に向かって「落ちる」。
  • 今いる世界が夢か現実かを判断するために「トーテム」を一人ひとつずつ持つ。コブが持つ「トーテム」は金属製の独楽。回してしばらくして止まったら現実、止まらずに回り続けたら夢の世界、と判断できる。

*1:あるいは「ルール」