東京ポッド許可局、ラリー遠田にパクられたと主張している一連の揉め事について

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  • 東京ポッド許可局

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何度聞いても、やはり「手数によって漫才を評論するという手法(のパッケージ)」を自分のオリジナルだとする東京ポッド許可局側の主張には無理があるとしか思えない。漫才のボケの数を数えた人なんてこれまでいくらでもいただろうし。
実際、34歳の僕が小学校の頃に見ていた「お笑いスター誕生」でも、その回に出演していたコンビのそれぞれのネタ中にあったボケの数を審査コメントの最初に発表していた審査員がいたことを記憶している*1
ラリー氏が実際に盗用をしたのか、それはもう本人にしかわからない。東京ポッド許可局で論じられていなかったとしてもあの文章をラリー氏が書けたか?書けたとしても同じ内容のものになったか?という問題については、疑わしくはあるが、わからないとしか言えない。
どこからどこまでが盗用になるのか。盗用元とされるものを読んでいたことを証明できたらどうか、できなかったら、というのはそれこそ法律が出てくる問題になるのだろうけど、しかし少なくとも、オリジナルを主張するならせめて「俺にしか書けない文章」である必要があるんじゃないか。
(11/10追記:ラリー遠田氏にまったく非がないとは思っていません。ほぼ同じ内容の文章を、それが同じ内容であることを知りながら別の場所に書くことが問題がないとは思えません。上の文章はあくまで、許可局側のオリジナリティの主張が的外れである、という内容です。)

*1:さすがに名前は覚えていませんが。あとボケの数ではなく客が笑った回数だったかもしれません。