めくるめく重複麻雀の世界へようこそ

昨日紹介したスレを読んでいる関連で部分手役に対する面子の重複を考えるようになった。例えば
二索三索四索二筒三筒四筒二萬二萬三萬三萬四萬四萬九萬九萬 はこの手のうち片方の二萬三萬四萬は「三色」と「一盃口」の2種の部分手役に重複使用されている。
ならばあらゆる重複手役を認めてみてはどうか。更に手牌構成もその都度変えていいというのはどうか。考えていたら面白くなったのでここに発表する。名付けて「重複麻雀」。

ルール:
1,部分手役の条件を満たす手牌の一部分が複数ある場合、それらを重複して翻数に加算する。同じ役が複数あっても可。また1つの面子を複数回使用することも可。
2,複数の同一面子・同一雀頭はそれぞれ別のものとして扱う事が出来る。
3,手牌構成を変えることが可能ならば、そのそれぞれに対する部分手役・全体手役を翻数に加算する。部分手役はそれを構成する部分が異なる限り同じ役が複数あっても成立するが、全体手役は一種につき一度しか数えない。
4,上位役に対し下位役を重複して数えることは行わない。即ち甲という役が成立する時に必ずそれよりも翻数が少ない乙という役が成立するならば、甲のみを数えるものとする。

例1
このルールで次の手を上がったとする。
二萬三萬四萬五萬六萬七萬七萬八萬八萬九萬九萬四索四索 ロン一萬
2組ある七萬八萬九萬七萬八萬九萬Aと七萬八萬九萬Bに分類すると、一通を構成する3面子は一萬二萬三萬 四萬五萬六萬 七萬八萬九萬Aと一萬二萬三萬 四萬五萬六萬 七萬八萬九萬Bの2種類作ることができる。よってこの手は、一通+一通+平和+一盃口で6飜になる。

例2
一索一索一索二索二索二索三索三索三索七萬八萬九萬九萬 ロン九萬
まずソーズを3つの順子と取り、それぞれを一索二索三索A、一索二索三索B、一索二索三索Cと分類する。
この3つの順子から2つを取り一盃口と見る事を考えると、AとB,BとC、AとCの3種類が考えられる。よって一盃口が3つあると考える。当然純全帯と平和も成立するが、これは全体手役のため一度しか数えない。
そしてソーズを3つの暗刻と考えると三暗刻が成立する。
即ち、一盃口一盃口一盃口+純全帯+平和+三暗刻で9飜。

例3
一索二索三索一萬二萬三萬一筒一筒二筒三筒三筒四筒四筒 ロン二筒
まず四筒四筒雀頭として見る。一筒二筒三筒が2つあるので三色は二つ成立する。同時に一筒一筒二筒二筒三筒三筒一盃口が成立する。
次に一筒一筒雀頭として見る。二筒二筒三筒三筒四筒四筒一盃口が、そして両面待ちなので平和が成立する。
三色+三色+一盃口一盃口+平和で7飜。

例4
二筒二筒三筒三筒四筒四筒六索六索七索七索八索八索九索 ロン九索
六索六索九索九索、それぞれを雀頭とすることで二通りの二盃口が成立する。また前者では平和も。
そして七対子にも取れるので、二盃口二盃口+平和+七対子で9飜。

例5
二索二索三索三索四索四索五索五索六索六索七索七索八索 ロン八索
雀頭二索二索五索五索八索八索の三通りに取ることで二盃口が3種類成立。また七対子にも取れる。
よって二盃口二盃口二盃口清一色+平和+断ヤオ七対子で19飜。