思い出した。

千式麻雀のルール設定ではダブロン・トリロンを禁止し全て頭ハネとしている。

ある捨て牌に対し二人の対局者が栄和をした場合、放銃者から見て下家・対面・上家の順で和了が優先される。

ところが以前にその理由を聞かれて、はてなぜだったのか、答えられなかったのだった。で思い出した。思い出したから書く。
そもそも通常の麻雀での「オーラス・トップ目をまくらない子の和了」のような、自らがトップにならない事を確定させる和了を撤廃することが千式麻雀の目的であったわけであるのだけども、ダブロンを認めることでこれに反する和了が成立する恐れがあったのだ。例えばこんな状況。

南一局、持ち点は東家50000、南家30000、西家20000、北家0。
東家の捨て牌に南家・西家が同時にロン発声。両者とも満貫の手であった。
もし両者の和了が成立すれば、東家34000、南家38000、西家28000となり、南家の和了トップが確定するが、南家の和了だけが成立すれば南家は東家を逆転するに足りず、ゲームは続行される。
即ちこの西家の和了は南家の勝を確定させるものであったのだ。

近いうちに公式サイトに追加しておきます。