MONDO21 第3回女流モンド21杯観戦記 #5

ここから2回戦。
1回戦で落ちた宮内・清水の代わりにシード選手の茅森・二階堂瑠美が入った8人をC、Dの二組に分け、それぞれの卓で半荘2回行い、トップは決勝へ。という戦い。
起家から順に、初音−茅森−黒沢−二階堂亜樹

東三局で亜樹にチャンス手。

亜樹一萬二萬三萬四萬五萬六萬南南南北 ポン白白白 ドラ一萬

河にマンズを見せていない状態で満貫テンパイ。まだ誰もマンズを止めないであろう状態で、さらにツモ七萬北と入れ替えて3面待ちにしてから、さらに五萬ツモ。

亜樹一萬二萬三萬四萬五萬六萬七萬南南南 ポン白白白 ツモ五萬 ドラ一萬
何を切る?

1).ツモ切って一萬四萬七萬
2).一萬切って二萬五萬八萬
3).南切って三萬六萬
どれでも一応満貫は約束されているわけなので、正解らしい正解などないんだけど、逆に言えばどれを選んでも裏目を引きやすいってことだ。上がり牌より「上がれたはずの牌」の方が多くなってしまうわけだから。
亜樹はここで1).のツモ切りを選択し、裏目ることなく四萬ツモで2000-4000。最高目追求が正解だったっらしいてことね。黒沢もテンパイしたら一萬出る手だったし。

南一局あたりで解説陣から「初音は初心者の頃に切るべき牌が光って見えた」っていう例のエピソードが紹介されたんだけど、それって単に牌効率で不要牌が見えたってだけの話なんじゃないのかなあ。リャンカンのどっちが埋まるかが見えたとかならわかるけど。

でまあ、なんやかんやありました。

Cグループ 第一戦結果
茅森 +42.8
初音 +9.0
亜樹 -13.7
黒沢 -38.1