荒々しき加順麻雀の世界へようこそ。
麻雀は14枚で上がるゲームだと言っておきながら、なぜかカンをするたびに手牌の枚数がどんどん増えていく。面子は3枚でつくるものだといいながら、ポンした牌の4枚目を持ってきたらこれも使いたいと言い出す。なんなんだカンって。
刻子にだけ4枚目の使用を認めるのはおかしいじゃないか。順子だって「加」えてもいいじゃないか。
というわけでたまには「チーした順子に牌を加えられる」麻雀の世界をお楽しみください。
- チーした順子に対し、その構成する牌の最大ランクよりも一つ上、あるいは最小ランクよりも一つ下のランクを持つ同色牌を手牌から順子に加えることができる。この行為を「加(チャ)」と呼ぶ。加を行うときは「加(チャ)」と発声すること。
例:
加チー
- 加した牌は横向きにしてフーロの左側に並べる。
- 加する度に山の次のツモ牌から一枚ツモり補充する。このとき手牌が15枚以上になっても一向に構わない。この補充牌でツモ上がりしても特に手役が増える等の措置はない。
- 加に回数の制限はない。また新ドラが増えることもない。
- 加された順子に更に加することもできる。このとき加できる牌は、その対象順子と以前に加された牌とを合わせたうちの最大ランクよりも一つ上、あるいは最小ランクよりも一つ下のランクを持つ同色牌である。
例:
加チー
- 加されて4枚以上で構成された順子を加順子(チャシュンツ)と呼び、これも一つの面子と見なす。1または9のランクを持つ牌を含む加順子はチャンタ・ジュンチャンに使え、タンヤオに使えない。
- 互いに色の異なる3つの面子に対し、それらが順子か加順子であり、ある連続する3つのランクをそれぞれが共有するとき、三色同順の成立を認める。
例:
加チー 加チー
3つの面子が678のランクを共有する
- 異なるランクの三色同順が二重に成立することも可能だが、その際対象となる3面子の組み合わせは異なること。
例:
加チー 加チー
234と345の三色が成立例:
加チー 加チー 加チー
3つの面子が567と678のランクを共有しているが、これはどちらかしか認められない。例:
加チー 加チー
三色と一通の同時成立
- 他家が加した牌でロンできる。このとき搶順(チャンシュン)という一翻役が成立する。
- 海底牌は加できない。
- テンパイ時、上がり牌をツモってもあえて上がらず加しても一向に構わない。またフリテンにもならない。