キン肉マン読破日記(16〜17巻)

hirotashi2005-12-25

準決勝第2試合からと決勝戦まで。つまり完璧超人コンビ・ヘルミッショネルズの2連戦が読めるわけです。
それまで肉体派の戦いで強さを魅せていたヘルミッショネルズでしたが、いよいよ「磁力を扱える」という能力をフルに使い出して稲妻を2本両脇に抱えます。「物理学戦」とでも呼びましょうか。
物理学での戦いになると今までの肉体による技が通じなくなるわけで、つまり勝つためにはその物理学としての勝ち、イコール「マグネットパワーを封じること」が戦いの中心となってしまうわけですよね。でその後改めて決め技であるマッスルドッキングで決める、と。
その封じる方法は、なぜか「トーナメント会場にあるアポロンウィンドウに鍵を入れる」ことで、なぜかキン肉マンたちはそれに気づき、見事成功するわけですよ。あまりに強すぎる力に勝つ力はもう超常現象でしかないわけですが、ならばせめてそれに説得力が欲しかったところです。
画像は僕がこの作品で一番キン肉マンがかっこよく見えたシーン。テレビアニメの主題歌を主人公自身が歌うことで「自己のヒーロー性」を主張したわけですよ。それまで逃げ腰になることもあったキン肉マンがヒーローらしくあろうとした、その象徴的なシーンであります。普段三枚目なキャラなのでこれくらいのキザなことをやっても丁度いいくらいのかっこよさになりますよね。