勇ましき四対麻雀の世界へようこそ

麻雀サイトの老舗、雀のお宿のコラム、四枚使いの七対子を読んだのはもう5年も前のことだが、非常に面白かった。四枚使いを認める中国麻将を打つようになった最近では非常に参考になるコラムである。
ところで、いわゆる普通の手、面子手にも雀頭として1組だけ対子が含まれる。だからこれは言わば「一対子」だ。残る12枚を4面子にするか6対子にするかで変わってくるわけだが、しかしちょっと待って。2と3の最小公倍数は6だ。なら6枚だけを取り替えた「四対子」があったっていいじゃないか。
と言うのは2ch麻雀板二面子四対子モ和了ノ麻雀スレを読んで思いついたことなのだけど。
というわけでいってみよう。

四対麻雀のルール

  • 面子手(4面子1対子)、七対子国士無双に加え、4種類目の上がり形「2面子4対子」を認める。この形を「四対子」と呼ぶ。

四対子の例:
三萬三萬八萬八萬二索三索四索七筒七筒西 ポン中中横中 ロン西

  • ただし四対子は役ではない。上がる為には他に役が必要である。
  • 四対子は面子手と同様に符計算を行う。基本符20符・門前加符10符・面子と雀頭による符・待ちによる符・ツモ上がり2符を全て足して1の位を切り上げる。雀頭による符は4つの対子全てについて足してよい。

例:
二筒三筒四筒九筒九筒白白發中中 ポン七筒横七筒七筒 ツモ發
基本符20符+七筒の明刻2符+雀頭2符×3+タンキ待ち2符+ツモ上がり2符=32符
40符2翻で2600点。

  • 四対子・七対子ともに同一牌4枚を2組の対子と扱うことを認める。

四対子の例:
九萬九萬一筒一筒一索三索七索八索九索西西西西 ロン二索
七対子の例:
四萬四萬七筒七筒八筒八筒九索九索中中中北北 ツモ中

4枚使いを認めるというのがミソ。これによって面子手・四対子・七対子の共存ができるのだ。
というわけでいつものようにオモシロな待ちの例を挙げてみる。

例:四萬四萬四萬四萬五萬二筒三筒四筒四筒五筒六筒七索七索
三萬六萬で面子手。五萬で四対子。

例:二筒二筒二筒二筒三筒三筒三筒東東東東發發
一筒四筒發で四対子。三筒七対子

例:一萬一萬一萬三萬三萬三萬一筒一筒二筒二筒二筒三筒三筒
一筒二筒三筒で面子手。一萬二萬三萬で四対子。

例:二索二索二索二索三索四索四索四索四索七索七索九索九索
待ちは一索三索五索七索九索
七索九索で面子手。一索五索で四対子。三索七対子

例:一索一索一索一索三索三索三索三索五索五索八索八索八索
二索で面子手。五索で四対子。八索七対子

例:白白白發發中中 チー一索横二索三索 チー九索横七索八索
待ちは白發中。どれでもチャンタ混一色が確定。
發中で面子手。白で四対子。

例:一萬一萬一萬九萬九萬一筒一筒九筒九筒一索一索九索九索
夢の老頭牌全部待ち。どれでも清老頭
九萬一筒九筒一索九索で四対子。一萬七対子

例:二索二索二索四索四索四索六索六索八索八索八索發發
憧れの緑牌全部待ち
六索發で面子手。二索三索四索八索で四対子。