人を見て笑うということ

仰々しいタイトルですが。
あらびき団」で毎週一人グラビアアイドルが出てくるのだけど、彼女達がやる「芸」を見るとつい笑ってしまうのだ。
どうしてだろう。
一昔前だったらアイドルを見て笑うことなんてなかった。アイドルとは文字通り憧れの存在であって、自分の好みであるかどうかに関わらず「失敗しない(してはいけない)存在」であったからだ。本来だったらあれは見てはいけないものを見たという感じになるはずなんだ。でも今やもうあれを見てそうは思わない。
あらびき団」という番組で披露されるネタの半数ほどは、遠慮せずに言葉を使うならば処刑ショーであって、その芸のしょーもなさで笑いが起こるようになっている。グラビア枠もそこに含まれるわけだけど、ではなぜ我々はグラビアアイドルの処刑ショーを楽しめるようになってしまったんだろう。
逆にいえば、ではなぜ芸人の処刑ショーは楽しめるのかというと、心のどこかで芸人を下に見ているからだろう。
ああ、そういうことか。