笑神光臨で一番面白かったのはオープニング映像

一年ほど前、あるお笑い系ブログで読んだのだけど、当時まだ毎週放送していたオンエアバトルの客席審査員は本番前に「現在のショートネタブームに流されないでください」という内容の講義を受けさせられたそうな。ショートネタなんてお笑いじゃないとでも言いたいんだろうか。いや言ってもいいけどNHKさんが一般の人に向かって、しかも「レッドカーペット」と具体的な番組名まで挙げて非難するのはどうなのかなあ、というか本当の話なのかしら、なんてその時は思ったものでした。
今年になって始まった一組30分のネタ番組「笑神光臨」の、そのオープニング映像を見たとき、ああやはりあの話は本当だったんだろうなあと思いました。
ショートネタでない長尺のネタを愛する人こそが、世相に流されない「真のお笑いファン」であるという宣言。流行に逆らう番組作り自体には応援はしたいけど、でもその番組内で恥ずかしげもなく表明してしまうのはどうなんだろうか。賛同者がいると自信あるなら何も言わなくていいのに。
8回の放送を終えて一旦終了したこの番組は、その最終回の最後に番組のサイトのアドレスを出して「賛同のご意見」を募った。うん。まあ普通のことなんだけどさ。
それはともかく全8回楽しく見させていただきました。次シリーズがあるならまた他の芸人さんのネタも見てみたいものです。キングオブコメディとか、劇団ひとりとか、おぎやはぎとか、千原兄弟とかでどうでしょう。特に最近単独ライブをやらなくなった方々は下手するとこういう機会がなければネタをやらなくなってしまうので。