僕はまだ上手くなれるらしい。こんなに嬉しいことはない。

福地誠氏のブログより。

序盤から鳴きがものすごく多く、テンパイスピードはむちゃくちゃ速い。そして他人がリーチしてきたら、ほぼ絶対に勝負しないし、自分が先制テンパイしたら、どんな形でも即リーチ。

テンパイスピードと鬼オリに特化して、その2つだけを極限まで高めたスタイルだ。

いつも祝儀東風を打ち、天鳳鳳凰卓でも打ってる俺からしても、彼ほど仕掛けが早くテンパイスピードの速い打ち手には、会ったことない気がする。

そんな単純化された麻雀なのに、強いんですわ。とても勝てないし、勝てる気がしない。

http://fukuchi.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-f8bb.html

麻雀を長年打っていて、ある程度まで打てるようになるとその先を目指そうとしなくなる。少なくとも僕はそうだった。運の要素が強すぎて、努力でどうにかなる部分よりも一度の不運でどうにでもなってしまうゲーム、そういう認識をしてしまってはもう強くなろうとか、自分の打ち筋を矯正しようとかいう気にならなくなる。費用対効果が小さすぎると思うからだ。
長い間誰も定義すらしなかった「強さ」はとつげき東北氏によって成された。流れも否定された。繰り返し打つのに便利な天鳳だってある。自分を強くするための環境はいまや揃っている。なのにただフリーに通ってはその日限りの勝った負けたに興じるだけで、成績を見つめ直すことすらさほどしなかったのは、信じられなかったからだ。努力すれば本当にそれが成績に反映されるのか信じられなかったからだ。
しかし福地氏のブログをここ数年読み、それが本当であることを知る。そして上の記事がトドメだ。打ち方は変えられる。たとえば上の引用部分のように。成績は変えられるらしい。もっと強くなれるらしい。こんなに嬉しいことはない。

昨年一年間の成績は、トップから順に151-123-123-115。勝率.295。
ではこれを3割にできるのか。やってみる。