「じゃあ見なきゃいいじゃん」という正論はあることは理解していますが

うまく書けないんですが。
バラエティ番組を見ていて、そこに出演するタレントさんが「使い捨て」されていく様を見て、罪悪感をおぼえるのは僕だけなんだろうか。こんなに無責任に笑ったりすぐに飽きたりしていいんだろうかと。
そんなの昔からあったことだよ今に始まったことじゃないよとも思うのだけど、しかし最近は特にテレビと客とがそのことに対して自覚しているような気がする。気付いてないまま起こっていることじゃなく、自覚しているのにそのままそれを良しとして、そういうもんだよと言って、何も変わらずにいることが何だか恐ろしい。人の一生がかかっていることなのに。
つまり青田買いのしすぎなんだろうけど、その青田買いを買う方も売る方も何も抵抗がないことが、そしてそれによって起こることそのものも楽しんでしまおうとするその姿勢が、何だかもう恐ろしくて。
「スタードラフト会議」(http://www.ntv.co.jp/star/)という、さあ使い捨てできる人間を探すぞというあのショーを、さあどうぞ使い捨ててくださいと出てくるあの出場者達を、どうしても正視できない。