同色三順子手役の三面待ちについて
同じ色の順子3つからなる部分手役、つまり一色三同順(24点)・一色三歩高(16点)・清竜(16点)を合わせて同色三順子手役と呼ぶことにする。本稿では1歩上がりと2歩上がりそれぞれの一色三歩高を区別し、同色三順子手役は全部で4種類あると考える事にする。
同色三順子手役を構成する3つの順子をランクの小さい順にA,B,Cと名付ける。このとき、AとBのランクの差、BとCのランクの差は互いに等しい。
手役名 順子A 順子B 順子C ランクの差 一色三同順 0 一色三歩高(1歩上がり) 1 一色三歩高(2歩上がり) 2 清竜 3
これにより、一色三同順は0歩上がりの、清竜は3歩上がりの、それぞれ一色三歩高であると言えることになる。同色三面子手役は全て一色三歩高であったのだ。
(同様に、一色四同順(48点)と一色四歩高(32点)を同色四順子手役と呼ぶ。)
ここから本題。
まずは以下の手牌をご覧頂きたい。
の三面待ちである。
3種の上がり牌それぞれに対し成立する手役は以下の通り。
:1歩上がりの一色三歩高
:2歩上がりの一色三歩高
:3歩上がりの一色三歩高(清竜)
上の手はどの上がり牌でも同色三順子手役が成立する事になる。
このように、三面待ちのどの上がり牌でも同色三順子手役が成立するような手、「同色三順子手役確定の三面待ち」*1は他にいくつあるのだろうか。考察してみた。
現在までに見つかっているものは本質的*2に以下の8種類に分類される。全て待ちである。
手牌 1 1歩 2歩 3歩 2 2歩 1歩 3歩 3 1歩 3歩 2歩 4 四 3歩 1歩 5 3歩 1歩 1歩 6 3歩 四 2歩 7 2歩 1歩 1歩 8 1歩 2歩 四
- 「1歩」は「1歩上がりの一色三歩高」が成立することを表す。「2歩」「3歩」についても同様。
- 「四」は「2歩上がりの一色四歩高」が成立することを表す。