亜リャンメンをポンしてみよう
亜リャンメンとは、順子の3枚にその端牌のうち一方を1枚加えた4枚からなる形である。ただしランクが「1233」または「7789」からなる4枚は除く。
亜リャンメンの例
この亜リャンメンは、「リャンメンターツ」+「その待ち牌の対子」である。残りの手牌9枚が3面子を構成するとき、このリャンメンターツの待ち牌がそのままこの手の上がり牌となる。
亜リャンメンのテンパイ
さて、この亜リャンメンの対子部分をポンしてみるとどうなるかというのが今回のテーマである。以下単に「亜ポン」とだけ書く。
亜リャンメンを待ちとするテンパイ時、他に暗刻を持っていれば、亜ポン後にその暗刻を一枚切れば待ちを変えることなくテンパイを維持できる。この点に注目する。
例えば以下のような牌姿。
6sで門前・無字・三色三歩高。9sではツモっても8点に足りない。
一見するとこれ以上手変わりはなさそうだが、もし場に一枚目の9sが出た場合はポンしてみよう。そして打3p。
ポン
6sなら無字・幺九刻・三色三歩高。9sなら無字・幺九刻・四帰一・和絶張でどちらでも上がれるテンパイになった。
そう、自分でポンした牌での待ちで上がるとそれだけで6点(四帰一+和絶張)になるのだ。「自分で作ったポンカスは6点の待ち」と覚えるのがいいだろう。そして亜ポンは、意図的にこのような待ちを作るのに有効な鳴きであることが分かる。
現実的な問題として、残り1枚しかない待ちが期待できるのは老頭牌の場合くらいだろうか。この場合は幺九刻も加わって7点の待ちとなる。