ONE OUTS読破日記(5〜6巻)
- 作者: 甲斐谷忍
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/08/17
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- 作者: 甲斐谷忍
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/12/10
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ところでここまで読んできて、野球マンガにしちゃあ絵が寄ってるなとばかり思ってました。俯瞰の絵とか描かないんだよねこの人。ホームラン打っても派手なアーチは描かない、とか。騙しのピッチングを主とした話だからこそ派手な野球は描かないってことなんでしょうけど。
で、おそらく連載中最も多くの芝面積を描いた(意味のある)絵がこちら。ジョンソンがレフトフライの落下点を通り過ぎるシーン。ここでようやく選手と球の位置関係を描く意味が出てきたわけです。爽快感を求めるような絵は意味がないなら描かない。
他にも普通の野球マンガなら書くべき事が書かれていないなあと思うところがこの作品にはいくつかあるんですよね。単行本で読んでるからまだいいけど、連載誌上では「いま何回の攻撃なのか」とか「何対何でカウントはいくつなのか」とか、つまりはテレビでナイター見るとき画面からまず見る情報があんまり書かれてないんですよね。実際僕も読んでる最中によくページ戻ってスコア確認しましたし。あとこの巻で初めてこのリーグがDH制を採用してる事知りました。