ジョジョ1部を再評価する あるいはジョジョ1部を再びBL的視点で読んでみる
わけあって最近またジョジョを順不同で読み返しているんですけども、やはり1部って面白いですよねえ。いや他の部がつまらないとかそういうことではなくて。ジョジョファンの間で話題に上がる率がそんなに高くないにも関わらずちゃんとした作りになっていて。途中トンペティさんとかが出てくる辺りはちょっと中だるみかなとも思いましたけど。
で、例のジョナサンとディオの関係をやおい的に見てみるという試み*1なんですが、そう考えるとこれってジョナサン・エリナ・ディオの三角関係の話なんですね。ラストの船での修羅場を基点として考えると全てつじつまが合う。
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1988/08/10
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
そしてわざわざ新婚旅行の船旅を選んで襲ってきたのはなぜか?と考えると、これはもう他の女を選んだジョナサンと、女のくせにジョナサンを奪ったエリナに対するあてつけ以外のなにものでもないわけですよ。つまりこのタイミングで来るディオってのはアレだ、結婚式挙げてる最中の教会のドアをバーンって開けて花嫁奪うアレと同じですよ。奪われた側のダメージが最大になるタイミングを狙ってたわけですよ。
そんな憎らしい事をされたエリナも負けじと、「エリナ・ジョースターは、あなたと供に死にます」と言ってジョナサンに口づけして見せるわけですよ。「エリナ・ジョースターは」はいここ注目。わざわざフルネームで言う理由、ジョースターの姓を名乗る理由はもうわかりますよね。これはディオに対する「私は本妻ですわよ」ってアピールなわけです。そしてこの口づけもディオに見せ付けるためにやったものでしょう。間違いなく。
そんな二人に挟まれたジョナサン、女と入籍してみたもののやっぱりディオのことが忘れられず、ディオと供に心中する決意をします。邪魔なエリナを赤ん坊をダシに追い払い、二人っきりの最期を遂げる、と。
そう思って5巻を読むと、いやあもうエロいことエロいこと!