それと連珠と王手飛車
連珠・五目ならべというゲームがある。碁石を縦横斜めいずれかに連続して五個並べれば勝ちとなる。
石がL字に、縦横それぞれ三個ずつ並ぶようにその交点に打つと、三連を同時に二つ作ることになる。これを「三三」と呼ぶ。「四四」や「四三」なども同様に。
中国麻将でマッターホルンと呼ばれる形がある。
一歩上がりと二歩上がりの一色三歩高を同時に作る形である。ただしルール上はどちらか一方しか認められず、一色三歩高・連六と扱われる。
上の例で、上がり牌が1mだったとしよう。つまり上がるまで一色三歩高は確定しておらず、上がった瞬間にランク差が同一の3順子が二組成立したわけである。まるで連珠でいうところの「三三」のようだ。
手牌16枚で行う台湾麻雀においては、一色三歩高はあるが三色三歩高はない。そのため一色三歩高は単に「三歩高」とだけ呼ばれる。四歩高も同様。そして五歩高まである。
台湾麻雀の手役の重複条件については詳しくない。単純な
四歩高を上がっておいて三歩高まで認めることはないだろうが、もうひとつの順子を使い、四歩高とは別に「段差」の異なる三歩高を作ればどうなるのだろうか。認められないにせよ、興味深い(僕が)。
一歩上がりの四歩高 + 二歩上がりの三歩高
二歩上がりの四歩高 + 一歩上がりの三歩高
いずれもマッターホルンにもう一順子を加えた形であり、いわば「四三」である。「三三」に一つ加えて「四三」となるとは、自然な話だ。
ところで。
中国麻将では「一色三歩高の王手飛車」があった。
3mで一歩上がり・6mで二歩上がり
台湾麻雀ではどこまでのものができるんだろう。と考えて、こんなものが。
四歩高の王手飛車
1mで二歩上がり・4mで一歩上がり
4mで一歩上がり・7mで二歩上がり
マッターホルンの王手飛車
いやあ、実に面白い(僕が)。