よしながふみを読んでます

ジェラールとジャック (白泉社文庫)

ジェラールとジャック (白泉社文庫)

お、おもしろかった・・・
男子用に書かれたエロマンガに比べ、どうしてよしながふみのBLはこんなに「読める」んだろう。というより男子用エロマンガはどうしてあんなに読めないんだろうか。
男と寝れるジェラールと、ノンケから徐々に男色に目覚めていくジャック。ラストでジャックはジェラールをようやく「受け入れる」のだけど、このジラしっぷりがいいんだろうなあたぶん。これがエロマンガだったら全13話もあったら13回ヤってまっせ。
結局、どの行動にもすべて理由があって、無理がないということなんだろうな。ご都合主義でないという。
あと「描写」は直接裸の体やら局部やらを描く(読者が見る)ことが目的じゃない分、それ以外の部分、たとえばそこに行き着くまでの過程、なんかを描くことに重心置いてるからか、なんて言うと表現が稚拙だけども。
いやあほんとに面白いわあよしながふみ。彼女以外のBLもこれみたいに面白いのかしら。誰かなんか知りませんか。持ってたりしませんか。