対々和は全体役なんだろうか

「カキヌマの時代」だったか「平成ヘタ殺し」だったか、とにかく本そういちの昔の麻雀マンガで麻雀の全役を分類するという内容のものがあった。三色や一通のように手の一部だけで成立する部分役と、手全体で成立する全体役とが存在する、と。
その中で「四槓子が部分役だなんて面白いでしょう」というセリフがあった。なるほど、確かに手牌の四メンツ部分だけで成立するから部分役だ。
部分役を、さらにその成立に必要な牌の枚数で分類するならば、三色や一通は9枚役、一盃口はそれより少なく6枚役、翻牌はなんと3枚役だ。枚数は3の倍数に限らず、小三元は8枚役、小四喜は11枚役、そして四槓子は16枚役である。
ところで対々和は全体役なんだろうか。すべてのメンツを順子で作る平和が全体役なのであれば、刻子で作る対々和も全体役であると言いたくなる。
しかし四カン子が部分役であるならば、四暗刻だってそうだろう。ならば四カン子ならぬ「四刻子」である対々和だって部分役であると言っていいんじゃないか。立派な12枚役だ。
それだけです。

伝授 平成ヘタ殺し 上 (近代麻雀コミックス)

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