6月に読んだマンガリスト

レビューというよりは自分用メモです。

WORKING!! 1 (ヤングガンガンコミックス)

WORKING!! 1 (ヤングガンガンコミックス)

5巻まで。
こんな萌えを売りにしたようなマンガ面白いわけないだろうなーと思ってたら面白かったよごめんなさい。伊波さんとたかなし君と結ばれて欲しいよなあとかまで思うくらい。いわゆる感情移入だ。ああ怖い。
4コママンガだけにしょっちゅうオチがくるのだけど、そのオチはほぼすべてキャラの「キャラクター」によるもの。人物という意味じゃなくて個性という意味の「キャラクター」(あれ、「キャラ」と「キャラクター」の使い分け逆だっけ)。例えば未読の人は途中から読んでもキャラクターを知らないから笑えないだろう、という意味。別に悪くはないのだけど、ワンパターンにはなるよね。

鉄腕ガール (1) (モーニングKC (690))

鉄腕ガール (1) (モーニングKC (690))

8巻まで。
高橋ツトムは何を書いてもキャラが「キマって」いる。それは女子野球マンガであっても、だ。
他の作品に比べ、この作品内における野球一試合の価値はとてつもなく大きい。一試合で動く金の額で比べたって「ONE OUTS」だってかなわない。で、ということはその価値を背負うに合うだけのキャラを主人公に持ってくる必要があるのだけど、そこは高橋ツトム。何の問題もないぜ。

ギャンブルッ! 1 (少年サンデーコミックス)

ギャンブルッ! 1 (少年サンデーコミックス)

雀荘の待ち席で。5巻くらいまで。
これが少年サンデーに連載されてるってすごいなあ。子供が何百万円勝った負けたって話だぜ。僕らが子供の頃なんて「100万$キッド」くらいしかなかったのに。
主人公が勝つ理屈付けのロジックは、まあ許容範囲かな、と。でもこれ読んで子供が真似したら大変だけどね。
それにしても最近ギャンブルマンガってブームなんですかね。これとか「ギャンブルフィッシュ」とか。ヤンジャンだけでも「ライアーゲーム」「ハチワンダイバー」「嘘喰い」が同時に連載されてて、この3本ともが超絶に面白いってのがすごい。

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

3巻まで。
こんなにもぶっ飛んだ設定なのに読ませるのは何故なんだろう。いやあ参った。この作品を賞賛する言葉が出てこない。感想保留。

愛すべき娘たち (Jets comics)

愛すべき娘たち (Jets comics)

こちらも。よしながふみって何でも書けるんだなあ。
あとこういうのを読むと、少年マンガばっかり読んでた自分がいかに世間(ここではマンガ界のことです)を知らないかと恥ずかしくなる。女子ってこういうの読んでるの?なんで男子に教えてくれないの?

フリージア 第1集 (IKKI COMICS)

フリージア 第1集 (IKKI COMICS)

9巻まで。
モラルが荒廃した世界。敵討ち代行会社の仕事に就いた叶は、幻覚に悩ませながらも擬態する能力を生かしながら標的を「処理」するー
いやあ怖い。怖いのだけど一つ疑問なのは、作者はこの退廃した世界をどう思って書いているのかということ。なぜなら、このインモラルさをギャグとして書いている箇所がいくつか見られるから。

not simple (IKKIコミックス)

not simple (IKKIコミックス)

オノナツメ作品をちゃんと読んだのは初めて。
どうしてこんな絵なのにちゃんとドラマとして読めるんだろう。始めにオチを見せ、その後でいま死んだ男のこれまでの人生を描いてみせる。最後にまた時間軸が移動して、そこでおしまい。そこがラストシーンなのは、そのときが彼にとってもっとも幸せな瞬間だったから。