6月に読んだマンガリスト
レビューというよりは自分用メモです。
- 作者: 高津カリノ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2005/11/25
- メディア: コミック
- 購入: 9人 クリック: 305回
- この商品を含むブログ (295件) を見る
こんな萌えを売りにしたようなマンガ面白いわけないだろうなーと思ってたら面白かったよごめんなさい。伊波さんとたかなし君と結ばれて欲しいよなあとかまで思うくらい。いわゆる感情移入だ。ああ怖い。
4コママンガだけにしょっちゅうオチがくるのだけど、そのオチはほぼすべてキャラの「キャラクター」によるもの。人物という意味じゃなくて個性という意味の「キャラクター」(あれ、「キャラ」と「キャラクター」の使い分け逆だっけ)。例えば未読の人は途中から読んでもキャラクターを知らないから笑えないだろう、という意味。別に悪くはないのだけど、ワンパターンにはなるよね。
- 作者: 高橋ツトム
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/04
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
高橋ツトムは何を書いてもキャラが「キマって」いる。それは女子野球マンガであっても、だ。
他の作品に比べ、この作品内における野球一試合の価値はとてつもなく大きい。一試合で動く金の額で比べたって「ONE OUTS」だってかなわない。で、ということはその価値を背負うに合うだけのキャラを主人公に持ってくる必要があるのだけど、そこは高橋ツトム。何の問題もないぜ。
- 作者: 鹿賀ミツル
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/07/18
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
これが少年サンデーに連載されてるってすごいなあ。子供が何百万円勝った負けたって話だぜ。僕らが子供の頃なんて「100万$キッド」くらいしかなかったのに。
主人公が勝つ理屈付けのロジックは、まあ許容範囲かな、と。でもこれ読んで子供が真似したら大変だけどね。
それにしても最近ギャンブルマンガってブームなんですかね。これとか「ギャンブルフィッシュ」とか。ヤンジャンだけでも「ライアーゲーム」「ハチワンダイバー」「嘘喰い」が同時に連載されてて、この3本ともが超絶に面白いってのがすごい。
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: コミック
- 購入: 8人 クリック: 272回
- この商品を含むブログ (793件) を見る
こんなにもぶっ飛んだ設定なのに読ませるのは何故なんだろう。いやあ参った。この作品を賞賛する言葉が出てこない。感想保留。
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2003/12/19
- メディア: コミック
- 購入: 32人 クリック: 220回
- この商品を含むブログ (321件) を見る
あとこういうのを読むと、少年マンガばっかり読んでた自分がいかに世間(ここではマンガ界のことです)を知らないかと恥ずかしくなる。女子ってこういうの読んでるの?なんで男子に教えてくれないの?
- 作者: 松本次郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/07/30
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 94回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
モラルが荒廃した世界。敵討ち代行会社の仕事に就いた叶は、幻覚に悩ませながらも擬態する能力を生かしながら標的を「処理」するー
いやあ怖い。怖いのだけど一つ疑問なのは、作者はこの退廃した世界をどう思って書いているのかということ。なぜなら、このインモラルさをギャグとして書いている箇所がいくつか見られるから。
- 作者: オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: コミック
- 購入: 10人 クリック: 67回
- この商品を含むブログ (295件) を見る
どうしてこんな絵なのにちゃんとドラマとして読めるんだろう。始めにオチを見せ、その後でいま死んだ男のこれまでの人生を描いてみせる。最後にまた時間軸が移動して、そこでおしまい。そこがラストシーンなのは、そのときが彼にとってもっとも幸せな瞬間だったから。