5p外しは妙味じゃないだろう そして黄金戻しの有効性
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 雑誌
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ツモ ドラ
後ろで観戦している主人公が「切りかを1枚を外すってのも妙味」と呟く。ツモ切りする打ち手を「トウシロさん」扱いしながら。
しかし、いやあこれ、打はまだしも打だけはないだろうよ。
ドラ
三色が確定するのはかツモのときだけど、ツモはもともと三色を確定させる牌だったわけだから結局は切ることになる。そしてツモは単に「2度同じ牌をツモって頭にする」だけだ。ならその頭候補はなんだっていい。ということはだっていいはずだ。そう、これ最初の形だってツモで立派な三色テンパイになるのだ。
もうひとつだけ打の利点を考えるとするなら、ツモったときに高め三色の三門待ちリーチを打てるということか。でもそれって上がり逃しでしょ。そんなに三色目指したいって言うんなら、最初の形のままツモったとしてもでも切ってフリテンリーチすりゃいいじゃんか。
さて、一方の打はテンパイからいわゆる「黄金の一向聴」へ戻す形である。これを「黄金戻し」呼ぶ*1。
ドラ
一通でなくても両面以上のテンパイになりやすい、確かに妙味と言っていいだろう。ただテンパイ崩してまでやることかと言われると、ねえ。
ではこの黄金戻し、どれくらいならするべきなんだろうか。もともとのテンパイがどの程度のものだったら崩してもいいんだろうか。
例1
ツモ ドラもともと一手変わりで三色になるテンパイのところにもうひとつの頭候補をツモ。いったんシャボに構えればツモで一通への手変わりも見える。これくらいならやってもいいか。
例2
ツモ ドラとへのくっつきを待っていたら三色の芽が。打で黄金になるけど、受けが大きく狭まり、待ちも悪くなりやすい。ツモがでなくくらいなら戻してもいいか?
例3
ツモ ドラ
ツモ ドラ上はを、下はを外せば黄金戻し。ただ上は「ゴロ」の牌姿のように、三色をテンパイしたときにフリテンになる可能性がある。そこまでして確定もしない三色を追うべきだろうか?
*1:今日から