ちゅんまの「黄金の一向聴」考 その2 8枚持ち

続いて8枚ずつ持ちの形。
基本は9枚で構成される役のうち8枚まで持っているわけだから、二種類の役に対する「黄金の一向聴」は簡単に作れる。

・清竜と花竜の一向聴
一萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬九萬四索六索 チー一筒横二筒三筒

・一色三歩高と三色三同順の一向聴
四筒六筒五索六索七索七索七索八索八索九索 チー三萬横四萬五萬

8枚持ちは固定された雀頭がなく、色別に分けたときの数牌の枚数は、8枚・3枚・2枚となる。このうち同色8枚は清竜か一色三歩高のどちらかの完成形にあと1枚足りない形である。そのためこの二種の役両方を狙えるような黄金の一向聴は存在しない。
それでも面白い形はいくつかある。

二萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬九萬二索三索 チー四筒横五筒六筒
一萬二索三索で清竜。
三萬五萬一索で花竜、九萬四索で三色三歩高、二萬六萬ならその王手飛車。

四萬五萬二筒三筒四筒四筒五筒六筒七筒八筒 チー四索横五索六索
四萬五萬六筒で一色三歩高。
六萬で三色三同順、一筒四筒五筒で三色三歩高、七筒八筒でその王手飛車。
そして三萬なら打八筒で、三色三歩高確定の三門待ちだ*1

7枚持ちがいわゆる「くっつきテンパイ」なのに対し、8枚持ちはチーテンの取れる受け入れが多いのが良い。
問題は実践で気付くか、だが。

*1:いわゆる「舟の三門待ち」